健康になるために、最初にやるべきこと

みなさん、人それぞれに体調は違います。型にはめて、それをやればいいというほど健康は簡単ではないのです。なぜなら、あなたは生まれる前から環境が違うからです。胎内にいたときの栄養状態にも影響されることがあると思ってよいと思います。それほど、人の健康状態というのは千差万別なのです。だから診察というのが難しいわけです。

でも、今の日本人に共通して、まず最初にはじめてもいいのかな、これは別に悪いことではないだろうなぁというのを一つだけ挙げるとすれば、食べ物を整えることだと思います。具体的に言うと、栄養バランスを整えることです。今の食生活が、ストイックなものでないとすれば要注意です。世間一般によく出回っている食事や食品は、到底健康とは言えないものが多いからです。

「もっとたくさん消費させ、もっとたくさん病院に行かせる」

こういうことを目指した食事や食品が多いのです。はっきり言いますが、絶食した方が調子がよくなる方が数人に一人は必ずいます。なぜならば、からだに悪い成分がからだに入らないだけで調子が良くなる機能をあなたは持っているからです。デトックスでもなんでもありません。単に、日常の食事があなたのからだに悪影響を及ぼしているという可能性があるということです。

それは、材料や成分を見れば明らかではないでしょうか?着色料、保存料、増粘剤など、およそ身体の健康によくないと考えられる成分が使われていたりします。すべてがそうだというつもりはありませんが「販売されているんだから、安全だろう」という考えはおススメしません。健康被害と明らかな因果関係がない場合、安全とは関係ないと判断されます。産業との関係は根深い問題を抱えているので信頼できません。

今、話題の受動喫煙防止法の問題も「健康被害が明らかでも全面規制しない」のが現在の日本の実情です。「飲食店やたばこの耕作者、販売業者らに影響が出る」という理由で、喫煙の健康被害よりも産業の利益の方が優先されてしまうのです。つまり、規制自体に安心感を求めるのは日本ではできない、ということです。

それがわかれば、ご自身で意識することを始めたほうがいいということです。普通に売っているから安心ではなく、単に産業の利益のためには国民の健康は二の次であるというのが日本社会なのです。