ストレスの扱い方のコツ

ストレスという言葉を聞かない日がないくらい、わたしたちは日々ストレスにさらされているのかもしれません。そして、無視できないほどの影響を受けているのかもしれません。

ストレスには人間関係の他に、環境によるものがあります。環境とは紫外線や放射能といったものもそうですし、暑さや寒さもストレスです。乾燥や刺激物質もストレスであり、わたしたちはストレスの中で生活しているといっても過言ではありません。

では、今年のように、暑さが厳しい状況で、あなたはどう対応しますか?

「涼しくなれ!」といったところで涼しくなるわけでもありませんし、「暑いせいで何もできない!」と怒ったところで解決することはないですよね?

むしろ、「今日は38度まで上がりそうだ」とか「夕方まで暑いままらしい」ということを確認して「可能な限り外出は控えよう」とか「水分や塩分をしっかり補給しよう」としたりするのではないでしょうか。日傘や扇子などといったグッズを持ち歩くのも対策になると思います。そして、室内であれば扇風機やエアコンで室温を調整したりします。

これはどういうことかと言うと「どのくらいの暑さかを知って、対策をする」ということですね?決して、気温を変えることはできないので、それに対して対策をするのがこの暑さストレスを軽減することになります。

ストレス対策のポイントは「これくらい暑い場合、どんな影響が出るかを知ること。そして、それに対して対策をすること」です。

さて、ここからが本題です。ストレスという場合、ほとんどが人間関係ですよね?

そして、強くストレスを受けていると感じている場合、多くは対策をしていません。相手を知らずに表面的なイメージでストレスを感じていることが多いのです。

対策の一つは、さきほどの暑さ対策がヒントになります。そうですね、「相手を知って、こちらが対策をする」ということです。

人間関係でストレスがある場合、その相手のことを理解していないことが多いのです。「なんであんな態度をとるのだろう、なんであんなことを言うのだろう」と思うときにストレスを感じます。「私だったらこうするのに」というのも自分の価値観だけで物事を考えている可能性があり、やっぱりストレスを感じたりします。相手には相手の考え方があります。

そういうときには「相手はこういう考えでこういった態度をとっているんだ」と理解するだけで、ストレスが軽減します。相手を理解すると自分のことも相手に理解されやすくなるという効果もあります。

そして「あの人はこういう理由でこんな態度をとってるのか。じゃ、私はこう対処しよう」と自分に自由と決定権を与えるのです。そうすることで、自己肯定感が強まり、ストレスが軽減するのです。

なお、よくないのが「自分がガマンすればいいんだ」と思うことです。暑さを我慢すれば熱中症で倒れるのと同じで、それはよくない対応です。きちんと対応しましょう。

もう一つ、緊張によるストレスがありますよね。これはよいストレスの場合が多いです。適度な緊張があるほうがスポーツにしても仕事にしてもうまくいきます。そのことを意識するだけでストレスに心地よさを感じることができるかもしれません。

しかし、過度に緊張する場合、「いつもの自分以上に頑張らないといけない」と思ってたりしてませんか?自分の実力以上に結果を出したいというのも「気温は23度くらいまでにしてほしい」と思うのと同じくらい無理なことです。そんなときは、緊張してもしょうがない、とまず落ち着くことが大事です。

それよりも、どうすればベストを尽くせるのか、ということに集中すれば、必要以上に緊張しないようになるかと思います。それを繰り返すことで、必要以上に緊張しなくなる方もたくさんいます。

ストレスを感じる方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。