【速報】健康経営優良法人2019が認定されました!

「健康経営優良法人2019」が認定され、公表されました。具体的な社名などは経済産業省のHPに掲載されました。

今回は、大規模法人部門に821法人、中小規模法人部門に2503法人が認定されています。

ここで注目したいのが大規模法人ではすでに821法人が認定されているということです。当初の目標は2020年までに健康経営に取り組む企業を500社以上にするということで、サブタイトルも「健康経営優良法人 ホワイト500」となっていますので、すでに目標を達成したことになります。

大規模法人は、もう目標を達成しているので、今後は簡単に認定されなくなることが予想されます。認定基準も今よりも厳しくなってきます。そうでないと500社のアドバンテージが保てないからです。逆にいうと、今の段階で、認定をされていない大企業は後れを取った形となっています。

大規模法人の認定は今後プレミア化する

なぜそのようなことがいえるかというと、健康経営優良法人2019では、大規模法人と中小規模法人の区分が変更になっているのです。(経済産業省HPより)

その変更内容としては「比較的小規模の大企業は中小規模法人の区分で申請可能」になったのです。そして、その理由が「大規模法人の区分では負担感が大きい」からなのです。つまりは、大規模法人のホワイト500には、今後も比較的厳しめの基準で、実質的な健康経営の取り組みを要求しているのです。

中小規模企業も急いだほうがよい理由とは

中小規模法人は前々年が318法人、前年が776法人が認定されたのに対して、今年は2503法人が認定されています。2倍、3倍とその認定企業数は加速しています。経済産業省も健康宣言を行う法人の目標を10,000法人から30,000法人に拡大して、さらに多くの企業の参画を期待しています。

しかしながら、現在は認定法人数を増やすことを優先的にしているため、比較的認定がされやすい環境を整えているものの、目標達成が見えてくれば、その門戸は閉ざされてしまうのは明らかです。これは、これまでの経緯を見ていればはっきりとわかることです。

中小企業の経営者の皆様も健康経営優良法人の認定をされると企業イメージがアップするのは間違いないことですが、これからは、「健康経営優良法人の認定も取っていないとマイナスのイメージ」ということにもなりかねません。認定は毎年行われますので、早いほうがよいということはないと思われるかもしれませんが、前年に認定している企業よりも、新たに申請された企業を認定するのには、相当の理由が必要だというのが役所の論理でもありますので、注意したほうがよいと思われます。

健康経営優良法人の今後は

中小規模法人で、健康経営に取り組んでいるのは、現段階では2割程度との調査結果もあります。そして、残りのうち、53%が「今後、取り組みたい」と回答されています。

健康経営に「取り組みたいが具体的なことがわからない」という中小企業も多くあるようです。具体的な取り組みは、各社それぞれございますが、今後は「本当に組織が活性化したか」がポイントになることを承知しておくとよいかと思います。