俳優業が健康経営に役立つ理由

俳優業というのはどんな職業か、その特徴をご存じでしょうか?

俳優業は脚本にあるキャラクターを演じる職業です。自らの肉体と精神を使って、脚本にある人物の役割を果たすのが俳優です。よく「役を生きる」と言われているとおり、実際にそのキャラクターの体験を自分の身体で体験することが求められます。決して、そのキャラクターに似せたり、そのふりをするのが演技ではありません。

私は俳優業の訓練を日々、積んでいます。そして、この俳優業の訓練というのは、健康経営をサポートする上で、大変役に立っています。なぜならば、俳優は身体が資本であり、不健康では決して演じることができないというのが一番の理由です。そのため、健康に気を遣うのが俳優の本業であり、そのノウハウはスポーツ選手の情報を得たり、医学的知識を学んだり、様々な情報収集と実行体験から来ているものです。もちろん、絶対に病気にならないというわけにはいきませんが、健康に留意することをプロフェッショナルとして心得ていることは確かです。出演のチャンスを体調不良で断ることほど悔しいことはないからです。

実は、俳優業と健康の親和性はそれだけではありません。

心理学を学んでいる

俳優は、役の人物の役割を演じるので、素の自分自身の感情を残したまま演じることはできません。例えば、素の自分で嫌なことがあったとしても、自分の演じる役がこれから恋人に告白しようとしたときには、その嫌なことがあった感情を残すことはありえません。どきどきとわくわくと不安が入り混じった行動を起こさなくてはいけないのです。そのために重要なのは、「自分の感情を落ち着かせて、切り替えること」です。

俳優業のために重要だと考え、私は心理学を学びました。心とはどんなものなのか、どのような動きをするのか、どのように自分の人格が形成されているのか、好き嫌いはどのような影響を与えるのか、など、様々なことが俳優業の訓練に役に立ちました。もちろん「役に入る前に集中する」スキルも身につけました。感情とはどんなものなのか、ということがわかれば、その感情を扱うことが容易になります。

感情を扱うクセがひとり一人にはあります。感情を押し殺すクセがある、というのが代表例です。感情的になることを嫌う自分がいたりするのです。逆に、なんでも、笑いに変えようとする人もいます。悲しいのに笑ってごまかすということに心当たりがある人もいるのではないでしょうか。

そのようなクセを取り除くことも俳優には必要になります。自分の演じる役に、勝手に感情のクセをつけることは許されないからです。脚本に従って適切な表現することが求められるからです。決して、自分自身のクセを役に反映させてはいけないのです。

この心理学の知識は、まさに「集中力」や「ストレスコントロール」に非常に有効です。実際に有効でなければ、俳優として使えないスキルなので当然といえば当然です。緊張に押しつぶされた俳優の演技など見れたものではないからです。でも、実際はカメラの前で緊張しないことはありませんし、セリフだって動きだって決まっているので緊張するかもしれません。

しかし、それを乗り越えるスキルというものがあります。知識も必要ですが、知識だけではうまくできません。うまくやるためには、日頃の訓練も必要です。日頃から意識して訓練することによってメンタルが安定することになるのです。それは、ストレスコントロールになり、集中力の向上に役立つのです。これが仕事でいうところの生産性の向上につながります。

トラブルは当たりまえ!

脚本の中では、必ずといっていいほど、役の人物にトラブルが降りかかります。

告白したい恋人に美男や美女のライバルがいたり、いきなり悪の宇宙人が地球を制服しようとしてきたり、機密情報を入手しようとしても相手の組織はめちゃくちゃ強い集団だったりします。

そういう役は必ず、絶体絶命のピンチでも諦めません。主人公が不利な状況というのが当たり前なのに、諦めずになんとかしてその状況を克服しようとします。なにかできる方法がないか、本当に考えるのが俳優の役割です。

それゆえ、諦めないでチャレンジするクセが俳優にはついてます。もちろん、キャスティングされることのハードルが高い俳優の道を選んでいるので、簡単に諦めるようでは俳優としてやっていくことはできません。いま、売れている俳優さんですら何度もオーディションに落ちても諦めずに挑戦して今の地位を築いたという方も沢山いるのです。

そして、チャレンジすることが演じる役の役割であるため、俳優は色んなことにチャレンジすることを知っています。そのために地道に準備を怠らないことも知っているのです。

翻って、いわゆるビジネスパーソンはいかがでしょうか?決められた仕事を上司の指示に従ってするだけだったり、普段から自分のスキルを磨かないビジネスパーソンがいかに多いことか。ちょっとでも困難があると他人のせいにしたり、愚痴を言ったりするビジネスパーソンに心当たりはありませんか?

そういったクセを変えるための考え方や訓練をしているのが俳優であり、そういう状況を変えようとするのがドラマとして面白いのです。これをあなたのビジネスに当てはめてみると、どのように変わるか想像してみてください。

言葉以外のコミュニケーションを意識している

脚本のセリフは、だいたいが本心ではありません。本心ではないことをセリフで言って、本心を伝えようとするのがドラマなのです。「ありがとう」といいながら迷惑そうにするのがドラマのキャラクターです。

しかし、台本には、場所と時間以外には、ほぼセリフしか書いてないのです。本心ではないセリフの流れで自分と相手の本心を読み解くことから俳優業は始まります。

ですから、俳優は言葉以外のコミュニケーションに敏感です。本心では何を考えているのかを考えるクセがついています。そして、それに気遣いをするのではなく、あくまで自分に有利なように扱うことに長けています。決まったセリフがあるけど、セリフとは別に本当に伝えたいことをわかりやすく伝えようとします。

これはチームで仕事をするときに、大変役に立ちます。相手が何を求めているかを態度で知り、そのまま返すのではなく、自分が正しいと思ったことで返す。これこそが俳優の演じるキャラクターなのです。特に、今はダイバーシティが進んでいるので、女性も外国人も多様な人が活躍しているため、コミュニケーションを円滑にできるとても有効なスキルであったりします。

ただし、これも知識だけでなんとかなるものではなく、身に着けるには、日頃から意識してトレーニングする必要があります。

 

さて、プロの俳優テクニックで健康経営をサポートするけんあか(株)にご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。あなたの企業の健康経営に役立つことがけんあか(株)の使命です。

© 2020 けんあか株式会社